1.ロルフィングを受けようと思ったきっかけ、期待していたものは何ですか?
今までいろいろ自分で頑張って運動を行ってきたが、膝を故障し
頑張る事だけでは、疲れが残りの筋肉も硬くなっていくばかりで
自分の思う様な動きができなくなり、ロルフィングを受けてリセットしたかった。
2.ロルフィングはあなたにとってどのようなものでしたか?
受ける前は、
何をするにも腹筋に力を入れる癖がついていて、立っていても、首、腰、肩、足といろいろ痛みがありました。生活の中でも何事にも一生懸命頑張るためストレスを溜めるタイプでした、なのでイライラする時もありました。
受けた後は、
お腹が少々出ようが、重力に逆らわず自然に立つのが楽なのだと実感できました。
また、これからは自分の身体を労って生きていこうとも思った
受ける前に悩まされた痛みから、今では解放され生まれかわった自分がいます。
3.hinataはどのようなところでしたか?
ほんわかした場所でいつも眠ってしまいそうなくらいリラックスできました。
毎回楽しみでした。
4.ご感想やメッセージなどお願いします。
一番印象に残っているのは口の中のセッションでした。
鼻もびっくりしました。
自分では気づかないところに力が入ったり凝っていたり
痛みの原因だったりわかってよかったです。
ありがとうございます。
「痛みから解放され生まれ変わった自分」「自分の身体を労って生きていく」 ロルフィングを通して、いろいろな気づきや変化が生まれられたようでとても嬉しく思います。
今の「身体」は、その人の人生で作り上げてきた歴史といえます。
環境、日常生活、立ち方、歩き方、想い、趣味やスポーツ…
この方のようにバレエやピラティスなどを通して。
その身体の声として、痛みや不快感などさまざまな感覚が出ることがあります。
それは、体から「今のままでは危ないよ」「生活、生き方を見直して」という大事なメッセージです。
そこから、多くの方がどうするかというと・・・
痛い部分=悪として
病院で薬や注射で痛みを感じなくさせたり
手術や矯正で、痛みを無理やり取り除いたり
やみくもに、筋肉トレーニング、○○エクササイズ、ジョギング、ウォーキングをしたり・・・
それらは時として良い選択だと思いますが、身体感覚(身体の声)を無視した行動は返って悪循環になることもあるのです。
この方も「何をするにも腹筋に力を入れる癖」「何事にも一生懸命頑張る」と書かれているように
悪くならないように、「きれいに立つ」、「きれいに歩くこと」を頑張りすぎて、胸を張って引き上げるような姿勢をされていたり、身体の軸を意識しすぎたりして、全身の筋肉を固めておられました。
そして、「思うような動きができなくなり」と本来の目的とは違った方向に進まれていました。
バレエやピラティス、その他スポーツやエクササイズもすてきなものですが、一人一人身体、動き、感覚、歴史が違うので、他の人と同じようにするのではなく自分にあったやり方を見つける必要があるかと思います。
そして、
姿勢や動きのバランスを見直すことが大切です。
(正しい、間違い、まっすぐ、歪んでいるということでなく、その人にあった姿勢や動き)
さらに、姿勢や動きを変えるには、自分自身で、自分の持つこれまで作り上げてきた身体のイメージ・感覚を一度リセットすることが大切です。
さらに、これまで当然だった生活、生き方、意識を見直すことが大切です。
やってこられたバレエやピラティスでの指導とはまったく違う提案をしたので、とても驚かれていました。
そして、「力を抜くこと=だらしないような思い」、
「引き上げていたお腹を緩めることで、出ているようなイメージ」
が起こり、途中のセッションでは葛藤はあったようでした。(実際、お腹は出ていませんでしたが)
でも、これまでと違う身体の使い方をすると、身体の心地よさを感じたり、痛みが出なくなったり、パフォーマンスも向上したということがあり、そこからの変化はとても早くなりました。
今までは「プラスの発想」(あれもこれもやってみる)から、
「マイナスの発想」(やめてみる、手放してみる、頑張らない)に切り替えて、
日常生活でも、バレエでもいろいろと試されていました。
これは、身体や筋肉・筋膜・骨だけで解決できるものではありませんし、施術者任せではできないことです。
これまで作り上げてきた姿勢、動き、感覚など過去のパターンをリセットすること
そして、本来の姿勢や動き、感覚を取り戻し、新しいパターンを取り入れることは、とてもとても大変なことかもしれません。
痛みも、病気も、症状も、とても大切でありがたいメッセージ!
この方が変わられたように、
無理やり押さえつけるのではなく、ごまかすのではなく
自分自身と向き合い、自分を知り、手放していくと、
もっと楽な姿勢、もっと楽な動き、もっと楽な生き方が見つかるかもしれませんよ。
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