ロルフィングとの出会い
私がロルフィングに出会ったのは一冊の本です。
当時、鍼灸の勉強をしていて、さらに技術を高めたいと手にした本で「ボディワーク」が紹介されていました。
エサレンマッサージ、クラニオセイクラルさまざまなものが紹介されていて、
その一つの「ロルフィング」に興味を持ちました。
今でこそ日本のロルファーは123名(2016年現在)、北海道から沖縄までさまざまな地域で受けることができます。
日本ロルフィング協会(http://rolfing.or.jp/)という組織もでき、各地でイベントやワークショップが行なわれ、ネットや本でさまざまな情報が手に入ります。
ですが、1998年発行の本に書かれていた当時は、日本でロルファーは3人。情報はほとんどなし。
それでも調べていくと 「重力との調和」、「筋膜」、「身体教育」、「10回」というキーワードを知りました。
でも、その頃、鍼灸の勉強をして「痛みや症状を治してこそ!!」と思っていた自分は
「ロルフィングは治療ではないし・・・」
「よくわからないし・・・」と、ロルフィングにすぐ行きませんでした。
鍼灸や整体、その他のワークショップに参加したり、「本を出している先生」、「予約がなかなか取れないとか」、「有名人、スポーツ選手、お相撲さんを治療している先生」とか、痛みや症状を治す近道の情報を集めては、そちらに行っていました。
でも、そういった治療院で、その場では良くなった気がするけれどすぐに元に戻ったり、何時間も待って10分程の治療で際限なく「また来てください」とか、話はすごいけれどいまいち、話しだけでお弟子さんがほとんど施術・・・
そこから私がロルフィングと出会った本に載っていた方からロルフィングを受け、その方に協力してもらい自ら学び資格認定をうけ、現在はライフワークとなりました。
私は、ロルフィングを受け、深い呼吸、子どもの頃に感じたような軽い身体、なんとなく笑顔になっちゃうぐらい心も軽くなりました。
自分はそれだけ制限がたくさんだったんだな、もっともっとラクな生き方を見つけたい、そういったサポートができる仕事をしたいと思いました。
それを教えてくれた「ロルフィング(身体教育法)」のことを少しでも知って頂ければと思います。