身体教育

筋膜を整え、重力と調和した身体をみつけるというと、ロルフィングは、マッサージや整体などと並ぶ一つの「テクニック」のように感じてしまいますが、そうではありません。

大きな違いは「身体教育」であるということ。

ロルフィングは、マッサージや矯正などのように施術者が一方的に行うのではなく、

受ける側も、ベットに寝ているだけでなく、

立ったり、歩いたり、動いたりして頂き、体の内部に注意して意識を向けたり、呼吸をしたり共同作業で進めていきます。

過去のパターンから新しいパターンへ

重力に対して1番無理のない姿勢、最も楽にできる動きを学習していきます。

ロルファーといっしょに、過去のパターンを手放し自分の身体の可能性を広げていきます。

私はセッションを通して、身体のことを知り、学び、気づき、これまでと違う身体との使い方、向き合い方、生き方のヒントをつかんでもらうことを大切にしています。

感覚的な教育

教育といっては、一般的な「思考的な教育」ではなく、「感覚的な教育」です。

違った言い方をすると「言葉による学び」ではなく、「生きた学び」です。

(「ではなく」と書いていますが思考的教育、言葉による教育として身体の仕組みやなどもあわせて学ぶことで、実感を伴った理解が深まります。)

指導者から言語で「胸を張ってください」「手を振って~」「こう立たなければ」 「こう歩かなくては」などと指示されたまま行うものではなく、

「こんな息の吸い方があるんだよ」とか「こんな身体の使い方の選択肢があるんだよ」とか体験を通して、あなた自身が実際に感じ、経験するといった深いレベルで学ぶ教育です。

そういった教育は、幼少期に初めて

コマなしの自転車に乗れた時の体験に似ているかもしれません。

「あっ」「これか」とその一瞬の体験が、それから何十年乗っていなくても自転車にまたがれば乗れるように長期間身体に記憶されます。

自転車

ロルフィングでは、教育的手法で学んでいくので、前のパターンに戻りにくいといわれています。

(無理やり骨や筋肉を操作しただけの矯正や整体では、そういった経験的学びが少ないので無意識に前のパターンに戻ろうとしてしまいます。)

そうすることで、さまざまな感覚を通し全身に新しい情報が送られ、選択肢が増えます。

それらは、その場だけでなく日常生活の中でも活かされ変化していきます。

あなた自身が自分の身体を感じていくプロセスが、ロルフィングであるといえます。

これが、他の治療や矯正、整体では得られないロルフィングの醍醐味だと思います。

 

遠くに行くのに「他の人に運んでもらう?」「何度もこけながら自転車の乗り方を教えてもらう?」

お腹を空いたら「他の人に食べさせてもらう?」「魚の釣り方を教えてもらう?」

自分の身体は、「他の人に任せる?」「それとも自分で?」

どちらも正解。でも、5年先、10年先、あなたの人生がきっと違ってきます。

あなたはどちらを選びますか?

10回を通して統合へ→