シュタイナー教育とは

シュタイナー教育に興味があり調べたり、見学・体験会でお話を聞いてきました。

まず、シュタイナー教育って何か?

■シュタイナー教育とは

哲学者・思想家ルドルフ・シュタイナー(1861~1925)が創立したものです。

アントポゾフィー(人智学)

「人間はどのような存在で、どのように生きるか」

と呼ばれる思想を創り

教育、芸術、建築、農業(バイオダイナミック農法)、医療、化粧品(ヴェレダ)さまざまなところに取り入れられています。

ロルフィング・鍼灸 気づきがココロとカラダを自由にする ロルフィング鍼灸hinata-ルドルフ・シュタイナー

 

■シュタイナー教育の考え方

魂の教育、芸術の教育、自由への教育とも言われています。

・発達段階に合わせた教育

子どもの成長段階に応じて、その時に発達するもの、育つものをうまく引き出せるように配慮されています。

一方、幼少期に何かを教えることをすると(読み書きの知識、音楽やスポーツも含め決められた動き、つまり習い事ですね)その部分にエネルギーが使われて身体の成長や感覚が十分育たないなどの影響を及ぼすと考えられています。

・七年期

子どもの発達(0歳~21歳)を7年ごとに区切ってとらえています。

それぞれの時期に育っていくものを尊重し、サポートしていきます (ただ、おおざっぱな七年の区切りではなく、生後からの身体、動作、感覚を含めて発達段階を的確に事細かにとらえています。)

その中でも最初の七年間(0歳~7歳)は、意識、無意識にも大切な時期で周りの大人、両親の影響を全身で吸収するとされています。

つまり、周囲のすべてを模倣することにより学ぶということで、模倣される側の大人はそれに値する存在でなくてはならないということです。

躾とは少し違う考え方で、たとえば「ほら、〇〇ちゃん、ありがとうは?」と促すのではなく、親が周りの人にきちんと「ありがとう」と挨拶する姿を見せます。

言葉、動作だけでなく心の在り方まで模倣されるということで「ありがとう」も口先だけでなく、心から相手に伝えることが大切だということだと思います。

親(周りの大人)の背を見て子は育つということですね。 責任重大です。

・規則的なリズムのある生活

小学生では、ひとつの科目を、体験を通して、3、4週間ほどかけてじっくり学びます(エポック教育)

幼稚園でも、毎日の流れ、1週間の流れをタイムテーブルにして同じリズムで過ごせるようにします。

・十二の感覚

一般的に感覚は、五感といわれていますが、シュタイナーの感覚論では十二としてとらえられています。

かなり面白いのですが、深い内容なのでここでは簡単に・・・

感覚とは、「刺激をどのようにして意識化するか」ということ。それをより細かく考えられ教育の中に入れられているすごいものということです。

■シュタイナー教育の実践

オイリュトミー :音楽のリズムに合わせてカラダを動かしたりする。

水彩 :色の混ざり合いを楽しむ

蜜蝋ねんど、グロッケン、ライアー、ウォルドルフ人形、羊毛・・・その他にも、感覚を大切にする教育が行われます。


アウリスグロッケン ペンタトニック


「子供の自主性を大切にするということで、刺激を少なくする」ということが基本だと思います。

現代は異常なほど刺激があふれていますから減らすくらいがいいのですね。

また教育には、「シュタイナーは、こうおっしゃっています。」というようなことはなく、自ら感じ、考えるようにします。

■子供たちは・・・

子どもたち一人ひとりが自分で考え、自分で行動できる「自由な存在」になることを目指します。

それは、いまの日本の教育、早期教育とは全く異なるもので、数値にあらわされない目に見えないもの、感覚などを大切にしたものです。

■一般的なところと何が違う

子供をどのように捉え、とのように関わるのかが大きく違うように思います。

上記のように、完成されていない道具を使います。

自由な発想で奏でたり、色を混ぜたり、作ったり、創造したり・・・

蜜蝋ねんどは手のぬくもり、さまざまな触感、力加減・・・を感じることができます。

人形も目や口が点で、泣いたり笑ったり・・・自由な想像力を育みます。

プラスチック製品や完成されたおもちゃ(表情まで)では、そういうわけにはいかないかもしれませんね。

今や小さい子でもテレビだけでなく、携帯電話、携帯ゲーム機、パソコン、さまざまなキャラクターがいっぱいの中で生活をしています。

シュタイナー教育では、家庭でも、テレビは見ない、キャラクターものは使わない。

与えることで子供を満足させるのではなく、

 

必要なタイミングで極力刺激の少ないものをそっと用意し

 

自らの成長を育むという考えです。


(昔のモノがない時代では、自然をおもちゃにしたり当然のことだったんですけどね。脳の発達を阻害しないという基本的考えは、モンテッソーリ教育にも通じるように思います。)

そういった部分など考えや関わりが異なりますので、周りの子供たちとの環境は随分違うように思います。

■先生は・・・

 

先生も自然でやわらかい服装(ピンクのものなど淡い色を使った服装。これは、「胎内の色」で子供たちが安心するそうです。)、長いスカート、静かな優しい言葉。穏やかな心。

先生は子供たちにお手伝いをしますが、必要以上に一緒に遊んだり介入しません。

「見守る」ということですね。

■家庭では・・・

上記のように家庭内でも模倣される親であるようにします。

ただ表面上の動作、言葉だけではありません。

目に見えない心の中まで模倣されるに値するものでなくてはいけません。

かなり難しいですね。 (でも、大人だって間違いがあるので、その時は子供にきちんと謝れば大丈夫だと思います。)

たしか、お父さんの足が悪く引きずるような動作をしていたら、子供もそういった歩き方になったという話を聞いたことがあります。(出所は覚えていませんが・・・)

心と身体の何気ないしぐさや癖、言葉遣いも、子供にとっては大きな情報になります。

感覚が変化し、身体や動作のパターン、心の在り方まで影響を受けるということです。

最近、シュタイナ―という言葉をよく目にしますが、道具を集めたり表面や技法的なことだけ真似たことはできても(もちろん学校もなかなかありませんし、できることをするのはいいことだと思います。)

実際には深い感覚レベル、宇宙観まで取り入れないとシュタイナー教育にはなりえないのかもという気もします。

続いて、シュタイナー教育で私の考えるメリットデメリットなどを書いてみます。

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シュタイナー教育とは” に対して1件のコメントがあります。

  1. さきたん より:

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    予防接種の記事からこちらのブログをしりました。
    シュタイナー教育は、ほんとうわべだけではダメだと学びながら感じます。特に第一7年期をすごす子供たちの12感覚(下位感覚)を、特に触覚をまず育てることだけ奥が深すぎる。昔はあたりまえにできたことだったのかもしれませんが。
    私は天王寺の個人の方から学ばせていただいてます。京田辺にも一度学びに行ってみたい・・・。

  2. hinata より:

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    >さきたんさん
    お読み頂きありがとうございます。
    シュタイナー教育ほんと奥が深いですね・・・。
    人間が失いかけている大切なものが詰まっているように思います。
    見学に行った京田辺は園の近くは自然がいっぱいで良い環境でしたよ。また記事にしますね。
    天王寺でも学べる場があるのですね。自主保育も楽しそう。また、いろいろ教えてください。
    先月ご出産おめでとうございます!3人のかあちゃん、尊敬します(*^_^*)

  3. さきたん より:

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    >hinataさん
    秋のバザーに行ったことがあります。遠かったf^_^;授乳も落ち着いたら、オイリュトミーやら授業体験を受けてみたいところです
    天王寺の個人の方は、京田辺の学校を立ち上げた方の一人です~。ブログあります。http://red.ap.teacup.com/a-roses/

  4. hinata より:

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    >さきたんさん
    たしかに・・・。大阪から京田辺に行こうとするとかなり気合いがいりますよね。
    しかも子供たちを連れてとなると大変!
    そうだったんですね。知り合いの子供が何人か京田辺の学校に通っているんですよ。
    天王寺での活動にも興味があります。人形作りなどたくさんの講座が行われるんですね。
    ありがとうございます。ブログじっくりみてみますね^^

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