子どもの姿勢矯正・整体②

子供の姿勢矯正・整体①のつづきです。

ムリな姿勢矯正、ムリな整体はお勧めしないというところから

では、どうすれば?

 

ムリに矯正せず、整体をせず、

まずは、神経系を緩めてあげると

子どもは自然と本来の姿勢に近づいてきます。

 

子どもといえど、今はストレスがいっぱい。

学校に、塾に、習い事、友達、恋愛、受験、将来のこと

本人は気づいていないことも・・・

 

例え赤ちゃんでも・・・(関連記事:ゆがみは妊娠出産にさかのぼる

歪みは妊娠出産にさかのぼる
すごいタイトルですよね。 私が、『子どもに伝えるお産ワークショップ』 を開催した理由は 「お産の真実をしってもらいたい」、「より自分らしいお産を知ってもらいたい」という思いがありました。 それと、日々鍼灸やロルフィングをしていて感じることが

 

昔は、身体をたくさん動かし、日が落ちれば寝る。

寝返りをうってカラダを整えながら、深く眠り、朝にはココロもカラダもしっかり回復。

そして、思い切り遊ぶというのが理想的ですが・・・

今や思い切り体を動かしたり、大声を出したり、自然の中で過ごせている子はほとんどいませんからね。

夜も、テレビに、ゲームに、メール、パソコン、携帯電話。

 

寝ても回復できず、翌日に持ち越し、翌々日に持ち越し・・・

いろいろなことを身体に溜め込み

そうして今の身体ができているのかもしれません。

 

寝ていても、質の良い眠りではないのかも・・・

 

私たち大人も、実は小さい頃からこの積み重ねで

今のしんどさ、症状が出ているのかもしれません。

力が入っていることにも気づかない、力の抜き方がわからないなど。

 

ですので、ただ見た目の姿勢だけでなく、原因を考え、

さらに原因の原因を考え、生活・環境を見直すことも必要だと思います。

 

優しいアプローチ、軽く触れるだけ・・・

hinataで行うのは、状況により異なりますが、

基本ただ軽く触れていくだけです。

知覚に働きかけ、神経系を緩めていきます。

もしくはエネルギーワークなどで触れずに行います。

 

私自身キツイ施術を受けるのが苦手ということもありますし、

自分の子どもにそういったものを受けさせるのは怖いし、抵抗があるのでムリなことはしません。

 

そういったソフトなセッションなので

はじめは緊張している子も、途中でクークーと寝息を立てる子も多いですよ。

そうすることで、当然筋肉も緩んできます。

自ら身体をビクビク動かしたりしながら再調整していきます。

中には、ねている状態ながらマッサージベットから飛び上がるほど、大きく動く子も多いです。

 

その子の今にあった必要な分だけ、自分で解放していきます。

そうして、力の抜き方を思い出したり、リラックスできるようになってきます。

そこから、軸をつくるサポートをしたり、動きのパターン、カラダの使い方を学んでいきます。

必要に応じて、気・血・水の流れをサポートする小児はり(刺さないはり)、環境の提案をすることもあります。

 

軽く触れることで姿勢や動きが直る?症状が治る?

セッション前後で、お母さんと一緒に子どもの姿勢や動きを見るのですが、

多くの子は1回毎明らかな姿勢や動きの変化があります。

 

キッズロルフィング

1.おなかぽっこりの子どもの体型から、

2.胸が拡がり

3.前後のバランスが少しでてきて

4.全体の拡がり

5.中心がみつかりはじめ

6.力がぬけ、S字がではじめて

7.上下の伸びができてきました

現在、セッション継続中です。

彼にはちょこんと触れているだけ、圧をかけたり操作をしていません。

でもわずか数回で、子ども体形から一気にお兄さんになっています(1と7では別人みたいですが、同じ子です。)

彼もまだ変化の途中ですが、必要な時に必要な変化が起こっているようです。

こわがりだったのが、内面もいっきにお兄さんになったとのことです。

 

やはり、制限が解放されると健やかに成長するのかもしれませんね。

もう一人見てみましょう。

 

hinatacliant1

1.おなかぽっこり姿勢から

2.胸が拡がり

3.中心がみつかりはじめています

4.背中が見えてきました。すっきりした姿勢に・・・

彼も変化の途中です。

背中に痛みやだるさがあり、母がさすっていたとのこと。

そこから単なる症状の改善、姿勢の変化だけでなく、習い事のバイオリンも音の感じが変わってきたとか

体操のパフォーマンスも変わってきた、とかいろいろな変化があったそうです。

 

ココロとカラダの緊張がとれてくると・・・

心、身体の緊張が取れてくると、本来の楽な姿勢、動きを取り戻してきます。

もちろん無理やり矯正するわけではないので、左右差がなかなか取れない子もいます。

それも今取れては困る状態になるから、必要だから取れないのかもしれません。

 

変化の準備ができれば上の写真のように変わっていきますし、

根本的な部分に働きかけていくので、その変化はその場限りとか、すぐ元に戻ってしまうということはほとんどありません。

 

また受けた感想は、子ども自身が見た目の姿勢に問題があっても、そこまで症状を訴えていない子は

その場では「なんかいつもと違う」「よくわからない」という子も多いです。

 

でも、実際に「楽になった」「身体が柔らかくなった」「スポーツで、好成績を収められた」とか

「習い事で先生に褒められた」、「学校で集中力があがった」「気持ちが安定してきた」など

セッション後に報告を受けることが多いです。

「子ども自ら、また受けたい!」というからと連れて来られる親御さんも多いです。

 

前回書いたビクビクして夜を怖がっていた子も、浅い呼吸しか出来なかった子も、

神経系が緩み、本来の姿勢を自分で取り戻すことで

明るくなり、急に成長し、

友達とよく遊び、夜遊びをするようにまでなったそうです^^;

親御さんから急に離れ(自立)

親御さんも複雑な様子でしたが、子どもさんの成長に大変喜んでおられました。

 

 

さて、次回は

「今からできること・・・」

 

 

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