その薬は本当に必要?後編

前回 からの続きです。



私「血圧を見ると恐いのなら、測らないというのはいかがですか?」

Aさん「え!?まぁそうですけど・・・」

きちんと測るべき場合もあると思いますが、そこまで高くなく何も症状もないのに毎日のように測り(計測器のない昔の人は高血圧を恐れていたのでしょうか?)、数値に恐怖を感じさらに血圧が高くなるようでは無意味だと思ったからです。

時と場合ということです。

 

前にも書きましたが、

現代人は何でも頼りすぎで感覚が鈍っているから、計測せずにはいられないのかもしれません。

私「薬を飲んで、血圧をコントロールするということは、カラダの中でどういうことが起こっていると思いますか?」


Aさん「神経に働きかけたり・・・とかでしょうか?」

私「血圧もそれほど高くなく、症状もないのに薬でカラダをコントロールするとどういうことになると思いますか?まず、なぜ血圧が高くなるのか考えてみることが大切かもしれませんね。」



それは、一般的な高血圧のメカニズムではなく

Aさんの場合どうして血圧が高くなるのかを知る必要があるということです

もしかするとそれを見直したり、コントロールすることで、

血圧だけでなくさまざまな問題が解消されるかもしれません。

私「Aさんは、鍼灸を受けに来られるのは、いつまでも健康で楽しく過ごしたいからではなかったですか?

その正常範囲を少し超えているだけで症状もないので、

生活を見直し、運動して、食事に気をつけて、精神的に安定していれば何も問題ないと思います。

そうすれば血圧も含めさまざまなことが改善されると思います。

そのサポートは出来る限りさせて頂きます。薬をどうされるかはご自身で決めてくださいね。」

ただ目に見える問題(血圧の数値)を修正することを目的とするのか

根本的な問題(生活習慣、生き方)を修正することを目的とするのか

自分がどうしたいのかを考えることが大切です。

そして、

身体は自分で変えようと思ったらいつでも変えることができます。

私は、薬も否定しません。(脳卒中や心不全などの恐れがある場合等必要な時もあると思います)

薬で助かる命もありますし、西洋医学と東洋医学の良さをあわせることがいいと思っていますので。

ただ、正常な人に、血圧の正常範囲から少しでも出たら薬を・・・というのは正しいとはいえません。

薬でコントロールせざるを得ない人がいるのも事実ですが、この方の場合はそういった状況ではなかったこと、そして本人も望まれていなかったので少しすすんで話をしました。

というのは、Aさんは「自然な生活をしたい。機械や薬を使ってまで長生きなんてしたくない」という話をしていたからです。

もし、「好きなものを好きなだけ食べて好きなことをして、今が良ければそれで良い」という人に、私はそのような話はしていなかったと思います。


Aさん「毎日、健康的な食事、生活をして楽しく暮らし、バタンと倒れることがあったらそれはそれでいいのかもしれませんね。」



私「心にも身体にもいい生活をしているとバタンといかず、昔の人のように家で眠ったように・・・それが私も理想です。

では、今日も一緒に施術していきましょう。」

どれが正しい、悪いということはありません。

薬を飲む選択も、飲まない選択も全てあなた自身が選んだことが正しいです。

それを選択するのに、何が大切なのでしょうか?

数字や検査などあらゆる情報、周りの声も大切です。

けれど、そこでちょっと立ち止まってみてください。

そして、自分自身の身体・心の声も聞いてあげて選択することができるといいですね。

※現在通院、処方されている方はご自身の判断だけでは危険な場合がありますのでまずは医療機関にご相談ください。

※本文の内容は、クライアントさんのご了承を得て掲載しております。

 

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